一昨年の台風でビニールハウスが倒壊し、やっと昨年11月に新しいハウスが建ち、ハウスが1年野ざらしのせいだったためか、普段なら10月定植のサニーレタスの定植が遅れたせいなのか、暖冬の影響なのか、いつもなら春先まで農薬不使用で出荷しているサニーレタスにアブラムシがつき、農薬を使いたくないので牛乳を散布してアブラムシを窒息死させようとしました。一旦は収まったかのように見えましたが、再び段々アブラムシが増え、このままでは同じハウス内の農薬不使用春菊にアブラムシが移ってしまうので、出荷を断念、まだ出荷始まったばかりでしたが全て廃棄処分に。農薬を使いサニーレタスも春菊もきれいなものを出荷する方法もありますが、レイクスファーム名物の農薬不使用の春菊を守るための苦しい選択でした。農薬を使わないで生産するというのはこのようなリスクを常に負わなければなりません。今回は廃棄処分後にアブラムシを完全に退治するため、やむを得ず、サニーレタスが定植していたところに農薬を使いました。レイクスファームは「極力農薬を使わず」というのはこういう苦渋の選択だということをご承知いただきたいと思っています。

外観はなんでもなさそうな
サニーレタス

実はアブラムシがひどい
サニーレタス

出荷を断念、ハウス内サニーレタス全て廃棄処分